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パナソニック、小型ロボットで処方箋医薬品を配送

診察から薬受け取りまで非対面で完結

 パナソニックは、Fujisawaサスティナブル・スマートタウン(Fujisawa SST、神奈川県藤沢市)で、小型低速ロボットを用いてエリア内の店舗から住宅に商品を届ける配送サービスの実証実験を35日より行っている。同社と薬局、コスメ&ドラッグストアを展開するアインホールディングス、Fujisawa SST協議会の3社で行っており、終了は26日を予定している。
 今回の実証実験では、小型低速ロボット2台を用いて、処方箋医薬品をアイン薬局FujisawaSST店から、冷蔵品の弁当を商業施設「湘南TSITE」から住宅に向けて配送する。屋外での小型低速ロボットによる医薬品の配送は国内で初めての取り組みだという。
 医薬品の配送は、医師と電話などで診察後、アイン薬局の薬剤師からオンライン服薬指導を受ける。すると小型低速ロボットが自宅まで医薬品を届けてくれるという。「新型コロナウイルスの感染が拡大する中、店舗や配送時における人との接触を最小限にすることで感染リスクを抑えることが求められている。今回の仕組みでは、診察、服薬指導、医薬品の受け取りまでを非対面で完結することが可能だ」(パナソニック)。
 同社では、「小型低速ロボットを用いた住宅街向け配送サービス実証実験」を昨年11月から開始しており、これまでに公道走行での技術的な検証を実施してきた。今回の検証を通じ、エリア内の店舗と住民をつなぐ配送インフラ構築に向けた取り組みを加速する考えだ。「今後も様々な店舗との連携を拡大しながら、持続可能な街づくりと、そこで生活を営む皆様の安心・安全で豊かなくらしの実現に貢献していく」。

2021310日号掲載)