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日東精工、検査からピッキングまで

ロボビジョン搭載部品供給機

 日東精工はロボットビジョン搭載の部品供給機を開発した。ベルトコンベア上をランダムな姿勢で流れてくるワークを異品検査した後、トレー詰めや袋包装をしたり、必要な部品だけを画像認識してロボットでピッキングしたりできるという。
 グループ会社の日東公進が強みとする画像システムを活用。ワークを不定位な姿勢から取り出しができるようにした。日東公進の袋詰め装置と組み合わせることで、指定された数量の袋詰め、封印シール、袋表面への印字、重量検査も可能にした。ピッキングには、吸着パッドとエアチャックを使用する。
 処理能力は1分あたり10個。寸法は幅1000×奥行1300×高さ2000ミリに設計した。「畳1畳分程度のコンパクト設計で設置場所を選ばない」点に加えて、様々な装置と組み合わせられる拡張性も売りにしている。日東精工は、あらゆる分野の異品選別や整列の自動化、包装機などとの組み合わせによる組立・検査・袋詰め作業の省人化を提案する考えだ。

2020825日号掲載)