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淀川電機製作所、ヒューム用集塵機から可搬型

手動で除塵、3割安価に

 淀川電機製作所は、溶接ヒューム用集塵機「SETシリーズ」に出力0.75㌔ワットの可搬型を追加した。特定化学物質障害予防規則の改正に伴い、今年4月からヒューム濃度に応じた対策が求められることから製品化した。価格は税抜474千円。フィルターの長寿命化を図る一方、能力維持時間の延長に必要不可欠な除塵機能を手動で除塵する構造にしたことで、同出力の従来機に比べて3割安価に設定した。
 キャスターで移動させる「SET75e―SV」は、幅709×奥行598×高さ1601㍉(重量111㌔グラム)まで小型・軽量化することで、現行の生産ラインでも運びやすくした。シリーズ共通の特徴である火花吸引抑制機能を搭載。本体外側のボックス内に独自の特殊金属多孔体バップルを多段に設置し、スパッタや火花の流入を防止する。
 最大風量は毎分9~10立方㍍。可搬型の開発にあたってフィルターの除塵構造を見直した。付属のエアガンから噴射した圧縮空気でフィルターを振動させ、粉塵を効果的に払い落とすというもの。微差圧センサーやタイマーで自動噴射するタイプに比べて簡易な構造にしたことで価格を抑えた。
 担当者は、「濃度測定後の高価な高性能マスクへの変更、そのランニングコスト増への対策の一助として、作業者周辺のヒューム濃度が低減する新機種が提案の間口を広げる役割を果たす。1台でも複数人の対策ができる可搬型のメリットも伝えたい」と話す。
 年間販売目標は400台。商用車に載せられる送風機型のデモ機も貸し出すことで、集塵機能を体感してもらう活動を展開する計画だ。

2021125日号掲載)