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スギノマシン、シルク由来の機能性材料を開発

化粧品や食品、衣料品などへの活用見込む

 スギノマシン(杉野良暁社長)は、シルクナノファイバー「BiNFIsシルク」を用いたオイルゲル作製の有効性を研究で明らかにした。シルクナノファイバーは自然環境中で分解する「生分解性素材」で、環境に優しい機能性素材。炭化水素系、油脂、ワックス、シリコーンオイルなどで、オイルゲルを容易に作製でき、化粧品や食品、医薬品などへの活用が見込めるという。
 シルクナノファイバーと多価アルコールの混合物にオイルを少量ずつ添加することで、オイルをゲル化し、安定した高濃度のゲルを作製できることが研究で証明された。
 「昨今、持続可能社会実現のため、商品を構成する各素材にも、地球環境への負荷に配慮したものが求められている。シルクナノファイバーは、生物由来の原料を、当社独自の超高圧水(ウォータージェット)技術を応用して製造した自然環境中で分解する生分解性の高い素材。オイルの選択域が広く、炭化水素系、シリコーンオイル、ワックス系など様々なオイルに対して、安定したオイルゲルを作ることが可能だ」(同社)。
 シルクナノファイバーは、蚕の繭からとれる天然素材であるシルクをナノファイバー化した機能性材料。シルクがもつ「保湿性」、「UVカット能(紫外線カット能)」、「肌細胞の活性化」機能に加え、ナノファイバー化することで、増粘性や、粒子の分散安定性、生分解性が向上する。

2021225日号掲載)