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スギノマシン、スイングアーム式ロボ

可搬質量3倍に

 スギノマシンは産業用ロボット「スイングアーム式コラムロボット」の2品種において最大可搬質量を増やしたタイプをそれぞれ開発した。1023日まで名古屋市で開催のメカトロテックジャパンに出品した。
 ともに生産ラインでの部品搬送や加工後・洗浄後のエアブローなどの用途を想定する。4軸で可搬質量が20キロの「CRb020H4(水平形)」(同社従来機の28倍)は軽量アームとリンク機構を組み合わせた独自構造により高速動作が可能。スカラ型ロボットのような、アーム上部への垂直軸の飛び出しがなく、水平軸を含むロボットの高さ低減や±180度の旋回動作が可能。税別500万円からで来年4月の発売予定。システムとして初年度販売20台を目指す。
 6軸で可搬質量が50キロの「CRb050V (垂直形)」(同3.3倍)はアームを下向きに折り畳んだ時の最小旋回半径が515㍉以下で、装置間などの狭いエリアへの設置や省スペースでの旋回動作が可能。垂直多関節ロボットのような後側へのアーム飛び出しがなく、安全柵の設置スペースを縮小できる。価格や発売時期は未定。

20211025日号掲載)