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THE 解決展in静岡

エンシュウは「WE30Ve」を活用した自動化ラインを展示

新製品、新技術の提案に注目集まる

 製造業における難題を解決する「THE解決展in富士」が625~26日に静岡県静岡市のツインメッセ静岡で開催された。来場者の事前登録、簡易PCR検査、当日の検温、消毒など万全のコロナ対策を講じた同展には125社が出展。2日間で1030人が来場した。
 地元・静岡の芝浦機械は自社加工機によるFSW(摩擦攪拌接合)で加工したワークを複数展示した。FSWは摩擦熱で被接合材料を軟化させ、攪拌し接合する技術。従来の溶接に比べ強度が高く、異なる材質の素材を接合することも可能だ。
 「高強度と軽量化の両立が実現可能なので、需要が高まるEVのバッテリーケースをはじめ、多分野での活用を見込んでいる」(同社工作機械カンパニー・冨田佳一部長)
 自動車関連の工程自動化に強みを持つエンシュウは5軸マシニングセンタ「WE30Ve」の実機を出展。マシニングセンタから操作可能なワーク自動搬送装置「ELoader」は多くの注目を集めた。「自動車関連はもちろんだが、当社が長年培ってきた自動化は他の製造業でもご活用いただける」(同社営業・開発本部・加藤猛部長)。
 ナカトミは酷暑現場で稼動するフォークリフト向けに、新製品の小型DCクーラー「Builzzard」を発表。電源はフォークリフトのバッテリーを利用、マグネットや豊富なアタッチメントで多くのメーカーの車両に簡単に設置できる。
 「天井からの吊り下げタイプの空調機器と違い、安全性が高い。すでにお使いいただいている現場からは『蒸し暑い倉庫内でも作業が快適。逆に冷えすぎるくらい』とかなりの高評価を頂いている」(同社・吉永実課長)。
 環境対応ニーズが高まる中、天然繊維の高性能油吸着材が高評価を得ているカクイは、抗ウイルス性に優れた「Etakマスク」を出展した。「Etakは広島大学大学院・二川浩樹教授の研究により商品化された抗菌成分。これをマスク表面の不織布部分に塗布することで、マスクに付着したウイルスを減少させる」(同社エコサプライユニット・南勝久課長)。高い安全性に加えて、国産でありながらリーズナブルな価格で提供できる点もアピールした。
 また、多くの出展者から「リアルな展示会ならではの真剣な引き合いも多い」といった声も多数聞かれた。

2021710日号掲載)