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日本電産マシンツール、操作支援搭載の門形MC

加工初期設定を容易に

 日本電産マシンツールは、門形マシニングセンタ「MVR―Cxシリーズ」を市場投入した。テーブルの作業面積は、「MVR30Cx」で幅2000×長さ4000~5000ミリ。製缶構造物などの一般大物部品加工において、一品物、多品種少量生産を効率化する機種として開発した。
 受注から出荷までの生産時間を大幅に短縮する新たな操作支援機能「Nidec Navi」を標準搭載。加工プログラム作成、デバッグ、加工前の被加工物の芯だしなど、加工初期設定を簡単にする豊富なオリジナル画面を用意した。
 プログラムの作成は、ガイダンスによる操作の容易化を図ったほか、簡易衝突防止機能(オプション)も準備し、機械操作が初めての場合でも「使いやすいように作業性を高めている」という。機械トラブル発生時には3Dビジュアルガイダンスを操作画面に表示。復旧までの一つひとつの動作支援だけでなく、標準搭載しているIoTプラットフォーム「DIASCOPE」で、同社サポートセンターから工場の設置機にリモートでアクセスして機械の状況を把握し、モニタ情報に基づいて迅速にサポートする。
 主要構造体は、オール鋳物化と熱対称構造を採用することで、安定加工を可能にした。主軸最高回転速度は毎分4千回転(オプション=6千回転)。製缶構造物の内側に入り込みやすい円筒形のアタッチメントを標準搭載した。
 主軸、アタッチメントの潤滑には、グリースを使用。供給用エアの削減などエネルギーコストの大幅な削減を図った。15㌧トラックでの搬入や狭小間口への設置を可能にした組立構造も特長に挙げている。
 MVR―Cxシリーズは今年8月、日本電産の傘下になって初めての新製品。日本電産マシンツールは、20263月期の売上高1000億円を掲げており、その中核として大型工作機械事業を拡大する方針だ。

20211025日号掲載)