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クリナップ、飛騨産業とコラボ

キッチンとダイニングの融合

 クリナップ(竹内宏社長)は、家具メーカーの飛騨産業(岡田贊三社長)とコラボレーションして開発したキッチンテーブル「HIROMA」を12月より飛騨産業の店舗でテスト販売を開始する。発売に先駆け、東京・六本木、表参道で開催されたデザイン&アートフェスティバル「デザイナートトーキョー2019」に出展し、飛騨産業の店舗であるHIDAミッドタウン店にて114日まで展示した。
 近年、共働き世帯を中心に家事を省力化する家庭や単身世帯が多くなったことや、住宅・LDK空間のコンパクト化を受け、「LDKの要素と機能を分け、合理的に再構築した。キッチンの要素を極力シンプルにすることで、近年の生活スタイルの変化に合わせた新しい暮らし方を提案する」(クリナップ)。
 見た目はシンクがついているダイニングテーブル。調理をするときは、卓上IHコンロをテーブル部分に出すことで、キッチンの機能が拡張する仕組みだ(IHコンロ据え付きタイプもあり)。シンク下部に納まるサイズのワゴンには、IHコンロや鍋、ボールなどの調理道具を収納可能だ。「本格家具などによく用いられる天然木(ホワイトオーク)を採用し、シンプルで飽きのこないデザイン。通常時はシンク上部に黒いトッププレート(オプション)を被せてシンク内を隠すことができ、空間に馴染む」。
 価格はキッチン3点セット579千円、ダイニング5点セット406千円(全て税抜)。

20191125日号掲載)