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アイトスマシナリー、廃プラ焼却時のCO2 最大37%削減

再利用が難しいごみ袋やマスクなどへの添加が進んでいる

 アイトスマシナリーは、プラスチック資源循環促進法が41日より施行されるなど、プラスチック製品に対する風当たりは強まる中、プラ製品焼却時のCO2排出量を削減する添加剤「GREEN NANO(グリーンナノ)」で、少しでもプラ製品を使用する上での環境負荷を減らすことを推進している。  
 国内のプラスチックリサイクルの大部分(約57%)を占めるサーマルリサイクルと単純焼却から排出される年間CO2排出量は1600万㌧にも及ぶ(〈一社〉プラスチック循環利用協会調べ)。グリーンナノは廃プラを焼却する際の炭化反応を促進することで、大気中にCO2を放出する代わりに、炭素を閉じ込めた残渣(灰)を多く排出する。いつも使っているプラスチック原料に少量(13%)加えるだけでよく、「プラスチックの見た目の良さ、加工のしやすさを活かしながら、省エネ、カーボンニュートラルに貢献できる」(伊藤崇行事業部長)。同社の調査によるCO2削減効果の最大値は、ゴミ袋用PEフィルムで31.4%、化粧品ボトルで378%と驚きの削減効果だ。

2022410日号掲載)