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ユキワ精工、グリーンG1チャックのキャンペーン

1本販売ごとに環境団体に100円寄付

 ユキワ精工が3月から取り組んでいるキャンペーン「Go Green Challenge(ゴーグリーンチャレンジ)」に注目が集まっている。同キャンペーンは工具使用量や不良ワークの削減、サイクルタイム短縮などによって環境負荷低減に寄与するツールホルダ「グリーンG1チャック」を1本販売するごとに「緑の募金」(主催:〈公社〉国土緑化推進機構)へ100円寄付する取り組み。
 キャンペーンに伴い同社は3つのチャレンジ、(1)加工における省資源・省エネルギーによりユーザー様の利益を増やす、(2)加工改善により、ユーザー様の笑顔を増やす、(3)植林を進め、緑を増やす−−を掲げ、脱炭素社会の実現によって地球を守ることを目指す。
 対象となるグリーンG1チャックは2011年の発売以来、「速くきれいに削れるecoなホルダ」として好評を博してきた。同社のベストセラー商品「スーパーG1チャック」と同様に総合芯振れ精度5ミクロン以内を保証していることに加え、ホルダ内部に振動減衰構造を設けることで、工具負担を大幅に軽減し、工具寿命を延ばす。振動減衰構造はホルダ剛性の高さと相まって、高速・重切削時に発生するビビリを抑え、高精度な加工と不良品の削減を実現する。また、今までのツールホルダよりも高送りで加工可能なため、サイクルタイムの短縮、生産性向上にも寄与する。
 寄付を受ける緑の募金は、森林や緑に重点を置き、身近な環境の緑化や森林の整備、緑の普及啓発事業、森林環境教育など様々な緑化事業に取り組んでいる。同社は緑の募金を通じて植林などを進め、緑を増やすことでCO2の削減や地球温暖化の防止、持続可能な社会の実現につなげたい考え。

2024425日号掲載)