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鋳鉄旋削用 新CVD材種「CA410K/CA415K」

京セラ(株)

 京セラは、鋳鉄旋削用の新CVDコーティング材種「CA410K/CA415K」を今春より発売した。CA410K/CA415Kは、コーティングと超硬母材ともに刷新。鋳鉄の切削加工では、高い耐摩耗性が求められるほか、黒皮や断続部が多く、高い安定性も必要とされる。そこで同社は、鋼旋削用新材種CA115P/CA125Pの基礎技術をベースに、鋳鉄加工に適した新しいコーティングと超硬母材を開発した。新コーティングはインサートのすくい面と逃げ面で特性を適正化するとともに、膜厚や密着力の向上によって高い耐久性を実現。超硬母材は、表面側の靭性を向上させ、コーティング付近のクラック進展、膜剥離を抑制し、長寿命・安定加工を実現する。
 CA410Kは連続加工、CA415Kは断続加工向け。ブレーカも豊富にラインアップに幅広い加工領域に対応する。