環境配慮と工具性能を両立する新しい転造タップ

高性能・低炭素型転造タップ「GREEN TAP(GRT)」は、タップ製造時のCO₂排出量を約35%削減した環境配慮型の転造タップです。油溝を無くし、心厚(断面積)を拡大することで耐折損性が高まり、環境配慮だけでなく、性能も大幅に向上しました。
タップは加工時に大きなねじりモーメントがかかるため、折損リスクの高い工具です。GRTでは心厚を大きくし、応力集中を大幅に低減する特殊なねじ部仕様を採用。加えて、エッジを滑らかで丸みのある形状にすることで、強度の安定性を高めています。
さらに、塑性変形メカニズムの刷新により潤滑性と冷却性能を最適化し、加工時の負荷を軽減。従来品と同じ下穴径・加工条件でも、トルクを10%、スラスト力を55%低減することを可能にしました。耐折損性の向上、加工時の負荷を軽減することで、ばらつきのない高い耐久性を可能とし、持続可能な加工現場の実現に貢献します。