切りくずゼロで生産性向上、高能率・多機能転造タップ A-XPF
A-XPFは、非鉄合金から軟鋼、炭素鋼、ステンレス鋼、35HRCの調質材までの幅広い被削材に対し、低速から高速領域まで安定加工が可能な転造タップです。
スラストの低減と安定化を実現する特殊食付き仕様(PAT. in Japan)とねじ部の剛性を向上する特殊ねじ部仕様(PAT. in Japan)に加え、硬さ・酸化開始温度・付着力・耐摩耗性が向上した新開発のタップ専用特殊コーティング「VIコーティング」により高負荷加工に対応します。
タップ加工の主なトラブルは折損・欠け、ねじ精度の不良、むしれ、かじり等です。その要因としてあげられるのは、切りくず排出の不安定さです。
A-XPFは、材料を塑性変形することでねじ山を形成するため切りくずが発生しません。そのため、切りくずトラブルによる工具交換時間や堆積した切りくずを除去する際の機械停止時間の削減を実現します。
また、安定した連続加工を可能にすることは消費電力を抑制し、環境負荷の低減につながります。