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ファザーマシン2/Chapter20

「ケロ」「とんこつ」名前の由来は?

みなさん、こんにちは。工業系YouTubeチャンネル、なんとか重工のとんこつです。今回は、「得意分野で戦うために編」をお送りします。

2本目の溶接動画です。現在は4.6万回再生されています。

チャンネル名の由来は、前回お話させていただきましたが、とんこつケロという名前の由来をお話するのをすっかり失念しておりました。とてもよく聞かれるのでこの機会にお答えします。実は2人とも本名ではありません(笑)。

ケロという名前の由来は子供の頃に使っていた筆箱? がケロケロケロッピで、そこから先生にケロというあだ名を付けられたとケロさんが以前仰っていました。間違ってたらすみません。

私のとんこつという名前の由来は実は「GANTZ」という漫画です。いままでは聞かれる度に好きな食べ物がとんこつラーメンでー、と答えていたのですが、GANTZに登場するトンコツという女性のキャラクターも関係があります。

あとは、柔らかい雰囲気を出すために平仮名にしようと決めていたのでとんこつとなりました。正直ここまで大きなチャンネルになるとは思ってもいなかったので、この名前には若干の後悔があります(笑)

さて、機械は使えるのに使用できる機械も場所もない。できれば得意分野で戦いたいですが、工作機械や工場を用意する資金もありません。まだ右も左もわからない中で、借金して工作機械を買うリスクも負いたくありません。

そこで、機械については、ボール盤や100ボルト溶接機など、工業系YouTubeチャンネルを運営するにあたり十分な設備をケロさんが既に所有していたため、それらを活用することにしました。

次は場所探しです。勤め先が第1候補に上がりましたが、他の従業員の目もあるので見送り。その次の候補に上がったのが、仕事でもプライベートでもお世話になっていたバイク屋さん「バイク工房オイカワ」さんです。

バイク工房オイカワさんは私がプライベートでふら~っと立ち寄ったことがきっかけで仲良くなりました。どんな交渉をしたのか全く覚えていないのですが、敷地内の1部をお借りすることができ、2本目の動画制作に入ります。

■ものづくり動画に手応え

ここで早くも人気コンテンツである100ボルト溶接機の登場です。当時はYouTube上に100ボルト溶接機の動画はほとんどなく、先駆けだったと思います。

この動画から、ユーチューバーらしい冒頭の挨拶を始めたのですが、撮影が本当に大変でした。声が出ていなかったり、カメラ目線じゃなかったりと、挨拶だけで何回も撮り直しました。

肝心の動画は……なかなか好評でした! CADソフトや100ボルト溶接機を使った本格的なものづくり動画だったこともあり、1000回再生くらいはすぐに到達し、チャンネル登録者も徐々に増えていました。

YouTubeチャンネルを運営したことがある方ならわかると思うんですが、1000回再生なんてまず行きません。5本公開して1本でも100回再生を超えたらすごい方です。

このYouTube活動も順調に思えましたが、ここで問題が。お客さんの目が気になる点バイク屋さんなので当然いろいろな人が行き来します。また、もう1つの問題点として幹線道路が近く、音の問題もありました。どこか室内で撮影ができる場所を再考します。そして「工作機械が使いたい!」そう思った2人は当時の勤め先と交渉することになります。次回は、工房と交渉編です。お楽しみに!

(2024年3月25日号掲載)

工業系YouTuber【なんとか重工】とんこつ
工業系YouTubeチャンネル【なんとか重工】を、相方のケロと2人で運営。旋盤やフライス、マシニングに溶接機、3Dプリンターなどを活用して自分たちが作りたいモノを作るチャンネル。登録者数は12.3万人(2024年3月21日現在)