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クリナップ、機能とデザインを両立

ちょうどいい対面キッチン

 クリナップは126日、「STEDIA」シリーズに新たに加えた対面キッチン「デュアルトップ対面」を東京都新宿区のショールームで報道関係者に披露した。今回の発表において竹内宏社長は「在宅ワークや巣ごもりなど暮らし方が変わってきている。それに合わせてキッチンも変わっていかなければならない」とし、「新たな住まい作り」の提案に意気込みを見せた。
 現在、多く問い合わせがある「フラット対面」キッチンは、価格面やこまめなお手入れが必要なことなどを理由に、最終的な選択から外されることも多かった。そうしたニーズを踏まえ企画されたのが、今回発表された「デュアルトップ対面」キッチン。本製品は「フラット対面」のよさである開放性とワークトップの散らかりをダイニング側から見えにくくすることを両立するために、ワークトップ面よりも対面用カウンター側を一段高くした(段差は65㍉と300㍉の2種)。キッチン・ダイニング空間の開放感維持のため、多種多様なデザイン部材を用意し、オーダーメイド並みの空間の統一感を実現する。高さの異なる2枚の天板の組み合わせは現場で対応されることはあったが、パッケージとして用意したのは初めてという。
 一方で、クリナップの強みであるお手入れしやすいステンレスのワークトップは、これまでステンレスの質感が空間にマッチしないことを気にする人が多かったものの、段差を設けることでリビング・ダイニングから見えにくくするとともに、対面への水や汚れが広がりにくい造りにすることで、取り入れやすくした。
 また、これまで高価格帯のCENTROにのみ導入されていた美コートワークトップがSTEDIAの標準価格でも展開され、流レールシンクに新たに幅900㍉のワイドを用意するなど、機能面も強化している。販売価格は従来のフラット対面よりも20万円ほど抑えた891500円から。21日より受注開始。

2022210日号掲載)