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シーメンス、Industrial Edgeを日本でも販売

生産現場のスマート化を支援

 シーメンス(堀田邦彦社長)は217日、「Industrial Edge」(インダストリアルエッジ)の日本での販売を開始すると発表した。シーメンスでは「グローバル標準のIndustrial Edgeで、将来性のあるエッジコンピューティングのインフラ構築を実現できる」という。
 Industrial Edgeは、エッジコンピューティングのインテリジェンスと高度な分析データを生産レベルでセキュアに取り入れ、オートメーション機器にマシンレベルのデータ処理機能を付与するデジタルソリューション。幅広いインテリジェント分析アプリケーションの実行を可能にする。オートメーションの一部に統合されたハードウェアとソフトウェアのプラットフォーム内で、エッジアプリと併せてクラウドにも連携できる。
 サービスに含まれるIndustrial Edge Management Systemを用いることで、接続されている全デバイスの状況を集中監視し、分散したソフトウェアの保守更新に費やす労力を最小限にできる。さらにエッジアプリや各種ソフトウェア機能を特定のエッジデバイスにリモートでインストールできる。
 同システムを連結したEdge Devicesで運用開始するスケジュールを、産業用IoTソリューションのセキュリティ要件に合わせることが可能。この即時利用可能な管理プラットフォームにより、ITアドミニストレーターは、高度に自動化されたEdge Appsを生産現場で使用開始し、ライフサイクル全体を通して管理できる。
 全世界で利用可能なアプリのエコシステムともつながっており、自社アプリはもちろん、パートナーやシーメンスのアプリなど、多数のエッジアプリケーションを利用できる。オンプレミスか、クラウド(MindSphereなど)で一元的に管理するかはユーザが選択可能。クラウドによる管理を選べば、世界中に設置されているエッジデバイスを一元的に管理できる。

2021225日号掲載)