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山善と新コスモス電機、一酸化炭素検知する火災警報器を拡販

PLUSCOを紹介する新コスモス電機の髙橋良典社長(左)と山善の中山尚律家庭機器事業部長

 山善の家庭機器事業部は81日、世界で初めて家庭用ガス警報器を開発した新コスモス電機と共同で火災時の一酸化炭素中毒による死者数を減らすための「もっと早く、火災を見つける。」プロジェクトを発足した。住宅用火災警報器の交換目安は10年で、2011年の設置義務化から10年以上が経つ今、多くの警報器が交換のタイミングを迎えている。このプロジェクトで両社は最新警報器「PLUSCO(プラシオ)」を拡販する。
 PLUSCOは従来の火災警報器(煙式)に一酸化炭素センサーをプラス。一酸化炭素100ppmを検知するとLED点滅と音声で注意を促すとともに、煙センサーの感度を2倍に引き上げ、より早く火災を知らせる。山善は「住宅火災の発火源別死者数はたばこが最多で、とりわけ一酸化炭素が発生するケースが多い。これを早く検知することでより逃げ遅れ防止に役立つ」と言う。

(2023年8月10日号掲載)