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YKK AP、住宅用リフォームドア刷新

上135㍉×左100㍉×右80㍉の異なる見付けを持つ「ドアリモ 玄関ドアD30」。価格(税別)はサイズが幅1175㍉×高さ2249㍉の断熱ドア顔認証キー付きモデルで82万2千円

枠幅の組合せ自由化で施工・意匠性向上

 YKK AP102日より外壁を壊すことなく住宅のドアを取り換え可能な「ドアリモ 玄関ドア D30」「ドアリモ 勝手口ドア」をリニューアルすると発表した。枠やアルミ額縁形状を改良することで既設ドアへの対応力を向上し、意匠性と施工性の両立を図った。
 カバー工法であるドアリモは、これまで見付(サッシ枠を正面から見たときの幅寸法)の三方(上と左右)を全て同じサイズにする必要があった。そのため、1カ所でもサイズの大きな見付があると、全てのサイズを合わせる必要があり、意匠性と施工性に課題があった。
 今回、両製品の部材を共通化するとともに見付の組み合わせを自由化することで、既設枠に合わせたサイズ形状を選択できるようになった。意匠性を保ちつつ、現場でのカット作業も削減(1カット15分)できるようになり、同社は「職人不足も心配される中、複数現場を回る必要のある現場作業者にとって、1つの工程がなくなるだけでもメリットは多い」と説明する。
 2015年に「かんたん ドアリモ」を発売して以来順調に販売数を増やしており、22年度の販売数量は販売年度比で約26倍となっている。「新築着工件数は1996年頃まで高水準だった。そこから約27年、これから改修・リフォーム需要が高まってくる現場も多い」ことから、24年度は22年度比2倍超の売上93億円を目指し更なる普及を目指す。

2023930日号掲載)