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山善、ジェネリック家電大賞3部門受賞

殿堂入りした「減煙Xグリルシリーズ」

減煙Xグリルシリーズが殿堂入り

 今年で10回目となる「ジェネリック家電製品大賞」(主催=〈一社〉ジェネリック家電推進委員会)の授賞式が3月末、4年ぶりに対面で行われた。山善・家庭機器事業部(中山尚律事業部長)は惜しくも大賞は逃したものの、1800点以上のノミネートの中から、「デザイン家電部門」「アウトドア&家電部門」「調理家電部門」の3部門で電気ケトル「EGL-C1281」、水冷服「DIRECT COOL DC-B02」、減煙電気七輪「ESR-Q100」が受賞。「減煙Xグリルシリーズ」は3年連続の受賞となったことから殿堂入りを果たした。
 電気ケトルや減煙電気七輪などを開発した同事業部・商品企画1部の近藤富昭MDは電気ケトルについて、「旧モデルを発売してから約3年でシリーズ累計20万台を超える大ヒットとなった商品。今回はユーザーの声を反映して、蓋を開けやすいように改良し、温度設定を50℃から可能にするなど、リニューアルを施した」と説明。同日、司会進行を行った映画監督の近兼拓史氏は「旧モデルが4年前にもデザイン家電部門を受賞し、既にかなり売れている製品にも関わらず、さらにブラッシュアップしていく姿勢に対して審査員から多く票が集まった」と選出理由を述べた。
 アウトドア&家電部門を受賞した水冷服「DIRECT COOL DC-B02」を開発した同事業部・商品企画3部の俣野剛志部長は「凍らせたペットボトルで冷やした水をチューブで循環させて体を直接冷やすもの。売り出し始めた昨年は即完売してしまった。今年分も非常に好調に推移している」と説明。来年にはデザインの見直しを行うとの考えを示した。
 減煙Xグリルシリーズについては殿堂入りを果たしたが、近藤MDは「20年の発売以降もシリーズの拡大を図っており、現状3アイテムを発売している。今後も商品ブラッシュアップを繰り返しながら、減煙家電市場を盛り上げていきたい」と力強く話した。

2023425日号掲載)