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オークラ輸送機、仏のロボメーカーと販売提携

オークラ輸送機(株)

Skypodでは、複数台の搬送ロボットがラックの内外を高速で自動走行。ラック内では上下移動も可能で、縦横無尽な動きで目的のコンテナを作業者のもとへ搬送する。

高速・自動ピッキングシステムを国内展開

 オークラ輸送機はこのほど、フランスの物流向けロボットメーカー・EXOTEC社と3次元走行型のロボットピッキングシステム「Skypod(スカイポッド)」の販売代理契約を締結。日本国内における販売をスタートした。オークラ輸送機はこれまでも、庫内作業の省力化・省人化に向けてロボットを活用した自動化システムのバリエーションを広げてきた。今後はスカイポッドも含め、より現場に適したシステム提案につなげる。
 EXOTEC社はフランス産業界として初のユニコーン企業として知られ、欧州のほかアメリカにも拠点を構えるなど世界各地でスカイポッドシステムを提供している。同システムでは専用ラックの内外を複数の搬送ロボットが毎秒4㍍の速さで走行。前後左右のほか、ラック内では上下移動も行うなど3次元的に走行し、専用コンテナをピッキングステーションの作業者のもとに自動搬送する。ラックは最大12㍍の高さまで設置できるため、平棚と比べ約5倍の高密度保管が可能になるという。

 (2022910日号掲載)