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Exotec、東京・新木場にデモセンター開設

報道陣に公開した「東京デモセンター」(新木場駅から徒歩15分)

「課題の答え見つけられる場所」

 倉庫自動化ソリューションを提供する仏Exotec SAS100%子会社、Exotec Nihon(東京都港区)は実機を常設展示する都市型ショールーム「東京デモセンター」(東京都江東区新木場)を開設し、628日に報道陣に公開した。
 木材を保管していた倉庫を改装し、自動搬送ロボット「Skypod」、専用ラック、ピッキングステーション、多関節アーム全自動ロボットピッカー「Skypicker」で構成するシステム(Skypodシステム)を常設展示する。ここでの専用ラックは7㍍の高さだが、最高で12㍍高さに設定することができ、最速で秒速4㍍で30㌔グラムの荷物を運べる搬送ロボットが自らラックを登る。システムを導入済みの海外の倉庫内環境をプロジェクターを使って再現した360度没入空間「イマーシブスペース」も用意し、同社の立脇竜社長は「お客様の課題や運びたい商材を事前に教えてもらえればどのように解決すればよいかを見せられる。答えを見つけられる場所と考えてもらえれば」と話す。
 Exotec Nihonは同日、アッカ・インターナショナルとパートナーシップ契約を結んだことを明かした。アッカ・インターナショナルがフルフィルメントを提供する倉庫ではパル(東京都渋谷区)のアパレルや日用雑貨の物流倉庫にSkypodシステムが採用される。パルの堀田覚・常務執行役員プロモーション推進部長はシステムを採用した理由について「人手不足に対応でき、拡張性が高い。現在約400億円のEC部門の売上(全売上の約4分の1)を1千億円に高めたい」と話した。

2023710日号掲載)