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トクラス、18年ぶりに中高級システムキッチンを刷新

天板と扉をテノールカラーの新色「メテオダークグレー」で統一すると落ち着いた印象に

調理負担なく家族で楽しむ

 トクラスは97日、システムキッチン「Collagia(コラージア)」(915日発売)の報道向け内覧会を都内で行った。
 コロナ禍を経て加速した住生活の変化に合わせ、同社は昨年、「『こころくすぐる』水まわりで、最好の暮らしをかなえる。」をビジョンに掲げた。18年ぶりに中・高級価格帯システムキッチンを刷新した本製品は同社の主力製品「Berry(ベリー)」の後継であるとともに、ビジョンを体現する最初のキッチンとなった。
 専用のプレートを使うことでシンク内でも調理可能な「スムースワークシンク」は、プレートを折りたためばシンクを広く使える。加えて、プレートを置く段差を極力なだらかにし、人造大理石のワークトップとシンクの接合面をシームレス化、シンク内に洗剤やスポンジなどを置くための金物をなくすなど、SNSでの実際のユーザーによる使用状況を参考にしながら、細部にまで手間を省く工夫を施した。他にも、フライパンなどを立ててしまえる収納やコンセントをワークトップ側面に配するなど、今の暮らしに合った提案を行う。
 新たに追加した塗装扉「リュッケファーブ」はトレンドのくすみカラーを押さえると共に、手触りのよいマットな仕上がり。その独特の手触りを実現したのが、同社で出た人造大理石の端材を粉末にし、塗料に混ぜ合わせて吹き付ける新製法「リフトリットフィニッシュ製法」。端材を活用しているため環境にも配慮した形だ。
 同社の担当者は「暮らしの変化に伴ってキッチンに求められていることも変わってきている。一つの設備としてではなく、キッチンを家具のように生活の中に取り込んで楽しんでもらいたい」と話す。

2022925日号掲載)