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ソフトバンクロボ、AI・ロボ活用事業に参入

AutoStoreを核に様々な自動化提案を行う

千葉・市川に物流自動化体験施設を開設

 ソフトバンクロボティクス(東京都港区)は様々な物流自動化ソリューションを体験できる施設「SoftBank Robotics Logistics Innovation Lab」(千葉県市川市)を913日に開所した。先駆けて12日に報道陣に向けて公開し、同社が持つビジネスネットワークと、物流に関わる世界中の様々なAI・ロボット技術を活用して物流の最適化を提案する物流自動化事業に参入することも伝えた。
 ヒューマノイドロボのPepper(ペッパーくん)などの業務用屋内サービスロボット売上高で世界1位の同社は、本事業のほかにロジスティクス事業も進めてきた。得られた知見をもとに、2026年には約1兆円(21年は約6千億円)にもなるという国内の次世代物流システム・サービス市場への参入を決めた。
 同社の常務執行役員兼CPOロジスティクス事業本部長の坂田大氏は「当社がこれまで行なってきたサービスロボとロジスティクス事業の知見が相当たまっている。様々な環境にロボットを導入してきた経験を生かして、物流自動化のキープレーヤーを目指す」と話す。
 214月にソフトバンクグループが株式の40%を取得したAutoStore(ノルウェー)の自動倉庫システムを核に、世界中の最新自動化設備をピックアップし、スピード感を持って提供していく。体験施設にも実際の倉庫そのものを再現し、AutoStoreに加えて日本初の技術(独picaviARスマートグラスや中XYZRoboticsのパレタイジングロボなど)をいち早く体験・検証を行える。920日よりオンライン受付を開始した。

2022925日号掲載)