日本物流新聞生産財と消費財の業界専門紙として半世紀を超す実績。
日本物流新聞社のWEBサイトでは、
ものづくりを支える工作機械、工具、ロボット、産業機器等の情報から、
ハウジングはじめ住まい・暮らしの様々なニュースをお届けしています。

検索

連載

連載

ファザーマシン2/Chapter1

とんこつ少年、生誕

はじめまして、工業系YouTubeチャンネル【なんとか重工】のとんこつです。なんとか重工は、私とんこつと相方のケロの2人で運営しており、旋盤やフライス、マシニングに溶接機、3Dプリンターなどを活用して自分たちが作りたいモノを作るチャンネルです。

人懐っこく奔放だった少年時代

そして、ものづくりを通じて製造業の魅力や楽しさを伝え、この業界全体を盛り上げることをミッションとしています。

というわけで恐縮ですが、今回から私とんこつの生い立ちや経験、YouTubeの裏話、製造業についていろいろと書かせていただこうと思います!

私は現在31歳、2児の父で好きな食べ物はとんこつラーメン! ではなく鰻です。ゲームや漫画、アニメが好きで、もちろんものづくりも大好きです。もともと町工場で、ずっと機械加工をやっていました。

1991年に宮崎県で生まれ、その後21歳くらいまでは関西で過ごします。二人兄弟の末っ子で、性格は明るく自由奔放でした。小さな頃から人懐っこい性格で、まったく知らないおじさんといつの間にか仲良くなったり、当時は友達もたくさんいました(今はほとんどいません笑)。

私の母は、料理や手芸が得意で、父は元々技能五輪の旋盤の選手。国内2位という実力者でした。そんな二人の影響か、昔から手先はそこそこ器用な方だったと思います。

幼稚園では何故か独楽を回す技術に長けていて、園内では独楽回し名人と呼ばれていました。またペットとして飼っていた文鳥の絵を描いて、それが町の新聞に掲載されるということもありました。ちなみにその文鳥は、飼う際の約束だった世話をしなくなり、ある日、父に自然へと帰されました……

そんなとんこつ少年も、小学生になると自由奔放さが爆発し、ちょっとした問題児になりました。基本的に身体が横を向いており、授業中に隣の席の人に喋りかける癖で先生からよく怒られ、小学5年生のときには机ごと廊下に出されて1日中廊下から授業を受けさせられるなんてこともありました。

一般的にそんな辱めを受けたら反省すると思うのですが、当時の私は目立つことが生きがいだったので、むしろその状況を楽しんでいました。先生、その節は本当に申し訳ありませんでした。

■遊びに全力だった少年時代

授業では特に図工が大好きで、学校でも家でもさまざまなモノを製作し、当時NHK放映されていた「つくってあそぼ」、「ピタゴラスイッチ」は、テレビに穴があくほど見ていました。また、子供の頃から家にパソコンがあったので電子機器に対する抵抗がなく、父からテスターを使った電池の測り方を教わるなど、いま思えばモノづくりの入り口にいろいろと触れさせてもらっていました。

習い事などは特にしていませんでしたが、進研ゼミを長年続けていました。正確には付録や景品欲しさにやっていただけで、肝心の勉強はほとんどしていませんでした。記憶が定かではありませんが、このときの将来の夢は、発明家かパイロット、もしくはゲームクリエイターだった気がします。

製造業界との関わりとしては、父に連れられて何故か製造業の展示会に数回行きました。

ノベルティとして真鍮削りだしのひょうたんと独楽?などをいただいた記憶がありますが、この頃はまだ父の具体的な仕事内容も知りませんでしたので、いろいろ貰えるイベントという風にしか理解していなかったと思います。

幼少期はとにかく遊びに全力でした。他にも女子と初ボウリングでボウリング代払えない事件や、とんこつ少年誘拐?事件などもありましたが、今回はこのあたりまでで。

(2023年6月10日号掲載)

工業系YouTuber【なんとか重工】とんこつ
工業系YouTubeチャンネル【なんとか重工】を、相方のケロと2人で運営。旋盤やフライス、マシニングに溶接機、3Dプリンターなどを活用して自分たちが作りたいモノを作るチャンネル。登録者数は11.4万人(2023年6月7日現在)