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THK、搬送ロボが機械学会賞

THK(株)

SIGNAS-BM1T

ガイドテープ不要、1㌧牽引タイプも

 THKが開発から製造、販売までを手がける搬送ロボット「SIGNAS-BM」(2020年受注開始)が2023年度日本機械学会優秀製品賞を受賞した。SIGNAS-BMはガイドテープが不要でサインポストを内蔵カメラで認識して経路設定や変更を簡単に行える。
 この賞は環境対応・品質向上・製品寿命延長などへの貢献が著しい機械およびシステムに授与される。
 SIGNAS-BMは積載と牽引のどちらも対応でき、ラフな路面(段差、溝、水、鉄板、グレーチングなど)でも走行でき、人との協調作業にも向く。積載用途のほか、複数台の台車を後方に連結させたり、台車の下に入り込んで牽引するなどして、次工程へ製品を搬送することができる。昨年11月に受注を始めた、牽引重量を2倍の1000㌔グラムに高めた「SIGNAS-BM1T」も登場(サイズは標準機と同等の幅615×長さ825×高さ442㍉)。同社は「SIGNASの使いやすさはそのままに、より幅広いワーク・用途に対応しお客様の搬送自動化、作業者負担の軽減を実する」としている。

2024525日号掲載)