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三菱自動車工業 WVJ、フィリピンで中等学校校舎建設支援

新校舎前でリボンカット(右からビオレッタ校長、宇佐美副社長、教育委員会ザルディ氏、ワールド・ビジョンのボニファシオ氏)

 世界の子どもを支援する国際NGO「ワールド・ビジョン・ジャパン(WVJ)は、三菱自動車工業からの寄付金と同社社員有志の募金により、フィリピンのサマール州サンタリタ市にて中等学校校舎建設支援事業を実施。216日、完成した校舎の開校式を行った。 
 今回の校舎建設支援事業は、子どもの学習環境の改善を目指し、三菱自動車とWVJが連携して実施したもの。支援対象の中学校では教室が不足していたことから、中等学校校舎1校舎1棟を建設し、テーブル付き椅子、プロジェクター、扇風機などの備品・設備を設置した。
 同校は、600人を超える生徒が通う地域にとって重要な学びの場となっており、将来的には高等部を併設することを目指す。今後は、学校とPTAが協力して校舎を維持管理し、生徒、教師たちが大切に使い続ける。
 開校式でミツビシ・モーターズ・フィリピンズ・コーポレーションの宇佐美雄久副社長は「三菱自動車は1963年にフィリピンで事業を開始し、以来61年にわたり、フィリピンの皆さまに支えられてきた。私たちの支援が、校舎建設の一助となったことはこの上ない喜びであり、誇りである。子どもたちがこの校舎でたくさんのことを経験し、将来フィリピンの発展を担って行くことを願っている」とあいさつした。
 ビオレッタ校長は「校舎建設の支援は、学習環境の整備になるだけでなく、子どもたちにとって大きな自信と励みになる。教育は力であり、夢に近づく原動力になる」とした。

2024225日号掲載)