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岡本工作機械製作所、PSG会を東名阪で開催

(株)岡本工作機械製作所

岡本工作機械製作所・石井常路社長

2030年売上高700億円目指す

 岡本工作機械製作所は恒例の代理店会「PSG会支部連絡会」を27日に西部(大阪)、8日に中部(名古屋)、9日に東部(東京)の3会場で開催、約300人が参加した。
 同社の2023年度3月期の連結売上高は過去最高だった2022年の455億円からさらに伸長し、500億円を超える見込み。20253月期の500億円到達の目標を前倒しで達成することになりそうだ。
 概況を説明した江連武彦国内営業部長は「半導体製造装置やEV向けの研削需要は底堅く、今後さらなる伸びも期待できる。車両の電動化でパワー半導体の搭載量が増加するなど、EV市場が成長すれば半導体需要も高まる。EV市場に向けては超精密部品の加工やスマートデバイス向け部品の加工、自動車部品金型の加工など、超精密研削盤のシェアを拡大していく。半導体市場には半導体製造装置のセラミックス加工やパワー半導体、コネクタ部品の精密加工など、脆性材加工機のラインナップ拡充を含め半導体事業を強化していく」と語った。
 続いて同社の歴史と未来、脆性材加工の需要、EVにおける研削盤需要について同社若手社員が説明。さらには毎年好評を博している伊藤暁常務(技術開発本部長)による特別講演が行われた。
 閉会挨拶で壇上に立った石井常路社長は、「当社にとって大きな区切りとなる売上高500億円を前倒しで達成できたのは、ご参集頂いた皆様の尽力頂いたおかげ。改めて感謝を申し上げたい。2030年までの長期目標『OkamotoVISION2030』では研削盤、半導体ウエハ研磨装置でグローバルトップと連結売上高700億円を目指していく。世界に類のない総合砥粒加工機メーカーとして皆様と一緒に成長していきたい」と力強く語った。

2024225日号掲載)