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オークラ輸送機、入出荷対応のトラックローダ

オークラ輸送機(株)

荷の積み下ろし自動化

 オークラ輸送機は、荷積みパレットを2つずつ持ち上げ、ウイングボディトラックの側面から自動で荷積み・荷下ろしする「トラックローダTL-2P」を6月に発売した。荷積みを自動化する従来製品をバージョンアップした。概算価格はシステム一式で約9千万円。10㌧トラックにフル積載の1100㍉角パレットを16パレット積み込む場合は約13分、荷下ろしは約17分と荷待ち時間を大幅に短縮する。
 同機は自動倉庫から出庫される荷積みパレットを、レール上を走る水平移動装置が2パレットずつ持ち上げてトラックの側面から積み込む。荷下ろしの場合は装置上部のビジョンカメラで荷台高さやフォーク差し込み口を認識し、パレットを持ち上げ自動倉庫へつながるコンベヤに移載する。
 積載重量は最大1700㌔で、荷積みは毎時73パレット、荷下ろしは毎時56パレットの処理能力。物流の「2024年問題」で問題となっている荷待ち時間を短縮できるほか、フォークマン不足や安全性などの課題解決にもつながる。

2024610日号掲載)