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パナソニック、VRでティーチング

溶接再現で6割時短

 パナソニックスマートファクトリーソリューションズは、VR(仮想現実)を活用した簡易ロボットティーチングを発売した。指定のVR機器を使用し、溶接作業者の動作をロボットで再現するというもの。CO2MIGMAG溶接に対応する。
 「Virtual Robot Programming System」の名称で売り出した。適用するロボットは同社製「TAシリーズ」など。溶接現場で適性人材の不足や人件費の高騰が課題となっていることから開発した。専門性が必要とされていたティーチングを簡単にすることで、作業時間短縮と生産性向上を図った。
 溶接作業者のノウハウであるトーチ姿勢や運棒方法などの動作をロボットプログラムに展開することで、品質確保と溶接技量の継承を狙う。トーチを模したVR機器による直感的な操作が可能。従来のティーチング方法(ティーチングプレイバック方法)と比較して、作業時間を約60%短縮できるという。

2020625日号掲載)