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KMC、簡単設置で古い機械もIoT化

長寿命の無線センサータグ

 製造業向けIoTコンサルを手掛けるKMC(佐藤声喜社長)は無線センサータグシリーズ「STETHOSCOPE(ステソスコープ)」を発売した。同社によると「商品名は英語で『聴診器』という意味。設備や機械の聴診器としての活用を想定している」という。
 設備へのセンサータグ(子タグ)の取付けは、磁石もしくは強力両面テープで張りつけるだけ。無線で受信ユニット(親タグ)と通信できるので配線のわずらわしさがなく、電源盤の操作や専門業者による工事も不要だ。電池は7年と長寿命。子タグ内部に搭載した小型マイコンでサンプル周期(データ収集のタイミング)なども設定できる。子タグは30×20ミリ×18ミリのコンパクトサイズで設置しやすく、封止処理で気密性も担保した。
 子タグには超小型MEMSセンサーを採用。用途に応じたシリーズとして、温度、振動、圧力、サーモ、流量、電流など様々なセンサーを開発・用意している。子タグ5個と親タグ1個、PC表示ソフトを加えたスタンダードタイプ(温度センサー)で一式48万円。「他社製(約100~150万円)の半額以下に抑えた」(同社)。
 佐藤社長は「無線センサータグ活用により、古い設備からもデータ収集しやすくなるのが大きなポイント。工作機械の場合なら主軸の振動や温度などのデータを収集でき、NCデータとの相関を閾値管理ソフト『Σ軍師mini』で診断することで、工具折損予知や摩耗による加工精度低下を防げる。また、プレス機や成形機ではセンサー設置によるモニタリングで、115分もかかっていた始業点検時間をゼロにできる」と言う。

2020225日号掲載)