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安川電機、中空スポット溶接ロボ

ロングアーム(2951ミリ)タイプ追加

 安川電機(小笠原浩社長)は、中空スポット溶接ロボットの新ラインアップ機種として、最大リーチ2951ミリのロングアームタイプを追加し販売を開始した。
 自動車産業において採用比率を年々高めるアルミニウムやハイテン鋼などの溶接工程で、高加圧スポット溶接へのニーズが高まっていること、同時にライン長の短縮による省スペース化や工程統合による高付加価値ラインの構築が求められていることを踏まえ、同社はスポット溶接ロボットをシリーズで強化してきた。
 今回発売の新機種は、リーチを長くし、より広範囲の溶接に対応。各軸の最大速と加減速を最適化することで、スポット溶接動作のサイクルタイム短縮を実現させる。
 また、スポット溶接電動ガン用のサーボモータに容量の大きなものを開発して加え(従来1.5kW2.0kW、新たに2.5kW)、高加圧スポット溶接への対応力を「格段に向上させた」(同社)という。
 新制御方式を採用したロボットコントローラー(YRC1000)との組み合わせでパフォーマンスを最大限に引き出せるという。用途は自動車ボディや部品のスポット溶接向け。価格はオープン。

20191110日号掲載)