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寺岡精工、SAS・RFID連携の種まき式ピッキングシステム

SASとRFID連携する重量検品アソートシステム

ヒューマンエラー防止し作業効率向上

 寺岡精工はインテックス大阪で4月に開かれた「関西物流展2023」で、同社のはかりの技術を応用したピッキングシステムや新製品を公開した。
 種まき式仕分けシステム「重量検品アソートシステム」は、「重量減算式ピッキングカート」と「シャッターアソートシステム」をRFIDで連携。品物を積載したカートがシャッターアソートシステムに近づくと、RFIDを介して品物の関連情報を連携し、商品を投入するシャッターの間口が自動で開く。カートに表示された品物を指定数だけ間口に投入して完了ボタンを押せば仕分けが完了する。
 「製品の誤投入をシャッターの開閉により防ぎ、内蔵したはかりが数量間違いを防止する。今回新たにシステムとカートを連携運用したことで、ヒューマンエラーを徹底的に防ぎ作業の効率化と精度向上につなげた」(ロジスティクスソリューション事業部営業部髙村みなみ主任)
 また、4月に発売した高機能カウンティングスケール「DC―450」も披露した。物流センターや製造工程での部品の高精度計数に対応し、高性能CPUと大容量メモリー、大型タッチパネルを採用。サンプリング処理時間を短縮し作業時間を約20%短縮(従来モデル比)、PCとのデータ連携によりトレーサビリティも実現する。
 「スケール本体と表示部、プリンターを分離できるセパレートタイプで、モニターを壁掛けとしたり、計数前後の付帯作業に合わせてさまざまな作業環境にアレンジできる」(髙村主任)

2023515日号掲載)