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ヤマザキマザック、自動連携しやすい5軸機

ヤマザキ マザック(株)

凹凸少ない機内構造に

 ヤマザキマザックは幅広い自動化ニーズに対応する同時5軸加工機「VARIAXIS C―600」を発売した。最大ワーク寸法はφ730×450mm。多関節ロボットによる自動化システムの構築を考慮し、ワーク搬入出用の自動式開閉ドアをオプションで搭載できるようにした。
 2パレットチェンジャー、多段パレットストッカにも対応する。ロボットによる加工素材の搬入出を想定して、凹凸面の少ない機内構造を採用。ロボットハンドの十分な可動域を確保した。
 チルトロータリーテーブルは両端2点で支える構造に設計した。最大積載重量は500キログラム。BC軸にはローラーギアカム駆動を採用することで「高速・高精度・高剛性加工を実現した」という。
 主軸の回転速度は標準仕様で毎分12千回転。オプションで、15千、18千、2万回転を用意した。鉄系金属の重切削から非鉄金属の高速切削までニーズに合わせて仕様を選べる。ツールマガジンは標準30本。鉄、アルミ、鋳物など、加工素材別に切りくず排出性を考慮したクーラントシステムのオプションも取り揃えている。
 CNC装置はAI機能を搭載した「MAZATROL SmoothAi」を採用。対話形式で入力することで、ロボットハンドのティーチングが完了する支援機能も使える。販売価格は税別3110万円から。月間30台の販売目標を掲げている。

20191010日号掲載)