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フジ矢、創立100周年式典

フジ矢(株)

経営方針を発表する野﨑恭伸社長

事業多角化で売上100億円目指す

 フジ矢は1117日、創立100周年式典をリッツカールトン大阪(大阪市北区)で開催。「連邦経営」などの3つの将来ビジョンが示され、事業多角化で売上100億円を目指す。
 式典では野﨑恭伸社長より同社の100年の歩みと将来ビジョンが発表された。創業者の道本佐一郎氏の言葉が紹介された。昭和20年から21年、多少粗悪でも商品が飛ぶように売れる時勢に「たとえ数が少なくても、良い品を出し、フジ矢のマークの信頼を勝ち得る努力をした」(道本氏)とし「品質第一に徹した創業者の経営心情が今日のフジ矢ブランドにつながる」(同社長)と力を込めた。

■ペンチ・ニッパーで切れないご縁

 ミッションに「工具でもっとワクワクを」を掲げ将来ビジョンを「日本の工具を世界に」「職人丸ごと」「連邦経営」とした。ベトナム工場を活用したグローバル展開、5ブランドによる差別化、M&AFAシステム製造などの新規事業を活発化し「老舗ベンチャー企業の心意気でチャレンジする。事業の多角化を通じて現在30億円の売り上げを、私が次世代にバトンタッチするまでに100億円にする」(同社長)とした。
 式典には、同社コーポレートカラーのオレンジ色を身に着けた5962人が参加。「ペンチ、ニッパーで切っても切れないご縁を結ぶ」(同社)とともに同社の更なる発展を誓い合っていた。

(20231125日号掲載)