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東京モーターショー、ジャパンモビリティショーへ

他産業を巻き込み東京モーターショーが変貌?

 (一社)日本自動車工業会(会長=豊田章男・トヨタ自動車代表取締役社長)は1118日、東京モーターショーから名称を変更する「JAPAN MOBILITY SHOW 2023(ジャパンモビリティショー)」の開催概要説明会を行った。20231026~115日までの11日間、東京ビッグサイト全館(東・西・南展示棟)を会場の中心として開かれる。来場者数目標は100万人とし、他産業やスタートアップ企業と共に日本の未来を描く「FUTURE MALL」(仮)や前回展(2019年)で好評だった児童用職業体験型施設「キッザニア」とのコラボといった子ども向けコンテンツなど、来場者が楽しめるコンテンツを盛り込む予定だ。
 前身の東京モーターショーは1991年の202万人をピークに、来場者数が70万人台まで減少していた。同工業会・モーターショー委員会の長田准委員長(トヨタ自動車執行役員)は「お客様が何を見たいのかを考慮していなかったことが減少の一因ではないか」とし、前回の東京モーターショーで開催内容の見直しを進め、来場者数を130万人まで回復させた。今回の名称変更も、従来の自動車産業からモビリティ産業への移行を明示するためだけでなく、BtoBではなくBtoC向けにショーを行うことを明確にするためでもあるという。「見ていただいた方にモビリティを通して日本は良くなっていくのだと感じてもらいたい」と長田委員長は話した。

20221210日号掲載)