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川崎重工、スリムボディの自走式ロボ

部品のピッキング・搬送・セット作業の自動化に

 川崎重工業(東京都港区海岸1-14-5TEL.03-3435-2130)は615日に工場内の工程間搬送を自動化する自走式ロボット「TRanbo-7」を発売する。同社製小型汎用ロボット「RS007L」に自社開発の走行部を組み合わせたパッケージ製品。
 装置への加工品や部品のセット作業(ロード/アンロード)、保管棚からの部品のピッキングなどに活用するため、JIS規格で推奨される工場通路幅800ミリを走行可能なスリムボディを実現した。狭い工場内の移動に不可欠な旋回(進路変更)もできるため、最小限のレイアウト変更で導入可能。また、人に接近する距離によって、低速走行への切り替えから停止、走行再開などを自動で行うなど、安全対策にも力を入れる。
 長時間運用を実現する稼働中の充電が可能な非接触充電器(オプション)や1つでアーム部と走行部を操作可能なコントローラなどを導入。アーム可搬質量は7キログラム。磁気誘導方式を採用した。

(2022年6月25日号掲載)