ファナック、湾曲アームでカゴ台車深くまで
ファナックが5月の自社展で発表し今夏受注を始めた中型フルカバーロボット「M-710iD/50M」（リーチ2606㍉、可搬50㌔グラム）がカゴ台車への積み下ろしに最適だ。10月6日まで東京ビッグサイトで開催の包装産業展「JAPAN PACK」で実演して見せた。
同社として初めて根元のアームを湾曲させたことで、高さ1.7㍍の標準的なカゴ台車が閉じられた状態で最下部までアプローチできる。従来のM-710iC（可搬45㌔グラム）を17年ぶりに刷新し、減速機の露出を抑えて防塵・防水性ももたせた。同社は「湾曲アームは直線に比べると剛性で不利になるが、このような作業は非常にやりやすい」と言う。
（2023年10月10日号掲載）
