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カルテック、独自の光触媒技術

日大板橋病院に設置されたカルテックの光触媒除菌脱臭機

感染症予防に効果示す

 カルテック(染井潤一社長)と日本大学医学部内科学系血液膠原病分野は、共同研究した 光触媒搭載の除菌脱臭機が感染症予防効果において有用という研究結果を発表した。
 同研究の成果は、実使用環境下において新型コロナウイルスのみならず、一般細菌やウイルス、真菌による感染症予防が期待できるという。
 実験は日本大学医学部付属板橋病院にある複数の病室に、カルテックの光触媒搭載除菌脱臭機を設置。設置前後で1カ月間のFN(発熱性好中球減少症)患者が12人から3人へと減少。なかでも65歳以上の高齢FN患者は10人から2人へと減少。感染弱者である免疫力が低い高齢者や基礎疾患を有する患者に対し一定の感染症予防効果が期待できるという。
 「細菌・真菌・ウイルスによる感染対策としてこれまでの実験室レベルの検証から実空間における光触媒除菌脱臭機の有効性が期待できるデータが得られたことの意義は大きい。病室における感染リスクが低下することで患者の入院期間の短縮や投与する薬価の低減もできる可能性がある。免疫力は年齢とともに低下し感染リスクが高くなるため、高齢者が多い介護施設や老人ホームにおいても有効性が期待できる」(日大医学部病態病理学系臨床検査医学分野・飯塚和秀氏)
 今回の研究結果を踏まえ、カルテックでは「病院や介護施設をはじめ、第6波、第7波に対する平時の備えと、未知のウイルスに対するパンデミック対策に対し当社の光触媒技術の社会実装を目指していきたい」(染井社長)としている。

20211025日号掲載)