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ミツトヨ、国内最大級の提案型ショールーム

現場対応型CNC三次元測定機「MiSTAR555」と牧野フライス製作所のAGV「iAssist」を用いた自動化デモ

M3ソリューションセンタ宇都宮

 ミツトヨ(沼田恵明社長)は今年6月に「3Mソリューションセンタ宇都宮」を開設した。ノギス、ハイトゲージなどの測定工具や三次元測定機などを生産している宇都宮事業所内に地上3階建てのソリューション棟を建設。その1階と2階に国内最大級の提案型ショールーム。展示面積は1741平方㍍で、1050点の製品(測定工具は除く)を展示している。
 「20035月より宇都宮事業所内にショールームを設けていたが、今回、ショールームの機能拡充と校正事業の強化を目的にリニューアルした。見学だけでなく、測定機器の実演を通じ、ユーザーの課題解決法につながるようなソリューションを提案していく」(同社)。
 同センタの最大の特長は他のソリューションセンタにはない横形CNC三次元測定機「CARB STATO Dual601624」などの大型機を展示している点だ。同機は「自動車のボディや船舶用部品などの大型ワークの高精度測定に向く」と言い、センタでは自動車のボディを用いたデモを見ることができる。
 「インライン・ニアラインゾーン」では、現場対応型CNC三次元測定機「MiSTAR555」やロボットアームを搭載している牧野フライス製作所のAGViAssist」を用いた測定工程の自動化デモを行っている。
 ほか、併設の校正作業を行う「キャリブレーション・ラボ」や測器工場、MC工場、清原工場の見学も可能だ。

20201210日号掲載)