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山善中国、深圳現法が華南国際工業展に4年ぶり出展

山善は展示場入り口付近に比較的大きなブースを構え、220枚以上の情報シートを取得したという。

 山善中国支社の山善(深圳)貿易有限公司は深圳市の深圳国際会展中心で629日まで3日間開かれた、華南地区最大の自動化をメインとした産業見本市「2023華南国際工業博覧会」に出展した。同社は例年参加していたが、コロナ禍で同展が延期されていたため4年ぶり。8万平方㍍の会場に800社超のメーカーが出展、126877人が来場した。
 山善(深圳)は今回、ヤマハ発動機のリニアコンベアモジュール「LCMR」上にスカラロボット3台を搭載した自動化デモ機を目玉とし、X-TEC製「X-WORKER」、ミツトヨ製3次元測定機「MiSTAR555」、ブラザー工業製小型マシニングセンタ「S500Xd1」の3社協業の加工から機外測定までを自動で行う自動化モデル装置などを実演。「両展示には非常に多くの集客があり、今後の営業活動が楽しみ。業界関係者の来場のほか、外国からの来場者も多く、コロナ明けを改めて実感した」と言う。
 人口の多い中国でも労働力不足は以前から叫ばれており、自動化へ投資はむしろ積極的だ。工業系だけでなく民生系の自動化も多くみられるとする同社は「ロボットが調理を行ったり、ホテルの各部屋までロボットが製品を搬送したりと様々なところでロボットの活躍・自動化の波が見られる。当社としてもこの勢いをしっかりと掴んでいきたい」としている。

(2023年8月10日号掲載)