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長谷川工業、HasegawaFES

長谷川工業(株)

キャンプや電動キックボードなど新規事業活発

 長谷川工業は127日と8日、「HasegawaFES2023」を心斎橋PARCO スペース14(大阪市中央区)で開催した(写真)。同フェスでは同社の新商品や注力商品が展示され注目を集めたほかプロゴルファーの中井学氏、元プロ野球選手の鳥谷敬氏の特別講演や、長谷川義高副社長によるグローバル人材の活躍についてのミニ講演など多彩なメニューが行われ来場者を楽しませていた。
 しゃがむ必要がなく伸縮操作が行える「シャガマン」シリーズからは、来年発売予定の階段で使える片側ショートタイプ「はしご兼用伸縮脚立RYRE」が登場。「階段やエスカレーターで作業される職人さんでは、脚を延ばしても少し長さが不足することがあった。同製品なら最大階段有効高さが75㌢あり対応可能だ」(広報・広告宣伝課津田康平係長)とする。シャガマンシリーズは、キャラクターを用いるなどこれまでにない打ち出し方でインパクトを与え、目標値を上回り好調に推移している。「キャラクターの次の展開も考えているのでこうご期待」(同)と笑う。
 今年本格的に始まったアウトドアの新規事業「Hasegawa CAMP」からアルミグリルテーブルが登場。塗装業や内装業などによく使われている製品「DRSB」。収納性や堅牢性がコアキャンパーに認められいつしかキャンプの世界で重宝されることに。DRSBの天板を外せるようにしてシングルバーナー最大2台を設置可能にしたのが「アルミグリルテーブル」。偶然にもDRSBのサイズが、アイアングリルテーブル(IGT)の規格にぴったりはまったという。同製品は来春発売予定で一部販売店では予約を開始している。「十年後にははしご・脚立の長谷川ではなく、キャンプの長谷川と言われたい」(アウトドア事業部 平野輝哉氏)と意気込む。
 YADEAと同社が共同で開発した電動キックボード「KS6 PRO」の試乗も行われていたほかYADEAの電動アシスト自転車「TRP01」が目を引いていた。日本の法律などに合わせて改良し、自転車及び駆動補助の認定を取得している。
 長谷川泰正社長は「いつでも来ていつでも帰ってください、という気軽なフェスにすることを心がけた。アウトドアなどの新規事業では新しいユーザーや商流と出会える。アウトドアの商流でも『そういえば、長谷川工業のはしごも扱ってたな』とつながりがあったりと相乗効果がある」と話す。

20231225日号掲載)