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安川電機、業界最高のモーション性能

サーボがデータ活用の要に

 安川電機は39日、都内で記者会見を開き、ACサーボドライブ∑―7(シグマ・セブン)シリーズの後継機種として、∑―Ⅹ(シグマ・テン)シリーズを発表した。213月にサーボモータ3モデル、サーボパック2モデルを受注開始以降、随時ラインアップを拡充し、223月までに15kWまでをラインアップ予定。
 ∑―Ⅹシリーズは業界最高レベルのモーション性能とデジタルデータソリューションが特長だ。サーボドライブの速度応答周波数は世界最高レベルの35kHZを達成。サーボモータの最高回転速度は従来比約17%アップの毎分7000回転となり、装置の駆動速度を上げられる。さらにエンコーダの分解能が従来比4倍の26bit6700万パルス/回転、業界最高レベル)に向上したことで停止精度を高め、さらに滑らかな動きを実現する。
 また、装置性能を最大限に引き出すために必要なサーボ調整機能を進化させることで、今まで調整が難しかった機構も含めて、簡単に最適で安定的なサーボ調整を短時間で行うことが可能になった。
 同社執行役員モーションコントロール事業部長の上山顕治氏は「サーボ製品を置き換えるだけで生産性向上のみならず、最終製品の品質向上も導きだせる。半導体製造装置や工作機械などのほか、伸長する中国市場ではリチウムイオン電池関連部品やスマホなどの生産設備への採用の期待がある」と話した。

データを同期して収集
 Σ―7以降、同社ではサーボがセンサとして機能し、データ収集に役立つ機能を提供してきた。Σ―10ではさらに、装置の異常を事前に感知できる様々なセンシング機能、環境・寿命モニタを充実したほか、センサネットワークの∑―LINKⅡを新たに採用することにより、エンコーダ信号線に各種センサやI/O機器などの機械側に設置される機器が接続可能になった。上山事業部長は、「サーボ以外の様々なセンサから得たデータを、時間を正確に同期した上でつなげ、上位システムにあげられる。当社入間工場のテスト導入では、解析に有効なデータの蓄積に手ごたえがある。設備の故障予兆、止まらないラインの構築、品質のさらなる向上など、ニーズによって様々なデータ活用法が想定でき、AIの活用なども検討している」と話した。

 (2021325日号掲載)