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山善、西日本の戦略物流拠点を新設

新ロジス大阪が入居する「SGリアルティ東大阪」。右は賃借する2階

機械工具などの最適納品へ

 山善は516日、西日本の新たな戦略物流拠点として「新ロジス大阪」(大阪府東大阪市)を新設すると発表した。同社の機工事業部を分割して4月に設けた産業ソリューション事業部、ツール&エンジニアリング事業部が取り扱う商品(切削工具、測定工具、メカトロ機器、環境改善機器など)が対象。2024年問題の対応や輸配送コストの抑制を目指し、251月の本格稼動を予定する。
 新ロジス大阪は4階建ての「SGリアルティ東大阪」の2階約5000坪(トラックバース含む)を賃借し、GTP(自動搬送ロボット。AGV1つ)など最新のマテハン設備で少ない従業員で効率的な庫内物流を行う。LMS(統合物流管理システム)・WMS(倉庫管理システム)も導入し、「全社的な物流費の可視化を行いながら、物流コストの削減と適切な価格での商品提供を図っていく」としている。
 山善は22年度から24年度にかけて400億円の成長投資枠を設定しており、物流設備などの設備投資には100億円の枠を設けた。22年度には同社初となるLMSWMSを稼働させ、東日本の戦略物流拠点である「ロジス新東京」(埼玉県北本市)も本格稼働させた。

2023525日号掲載)