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関西物流展に1.7万人超

タニックスが出展した+Automationが取り扱うt―Sort。運用の手軽さと設置スペースの小ささが魅力だ

充実の自動化提案

 西日本最大級の物流総合展「第2回関西物流展」(関西物流展実行委員会主催)が616日からの3日間、インテックス大阪で開催された。感染症の影響で約1年の延期開催となった同展だが、3日間で延べ17497人(速報)が来場。旺盛なEC需要に対応する自動化ソリューションや、生産性向上を導く省人・省力化提案に注目が集まった。
 AIを用いた物流施設統合管理・最適化システム「GWES」をアピールしたのがGROUNDだ。同社は多くの物流施設が「全体最適」ではなく、マテハン設備の導入による「部分最適化」にとどまっていると指摘。GWESの導入により、物流施設全体をデジタルによる管理下に置くことの重要性を訴えた。
 GWESは「物流施設内状況の可視化・分析」「業務自動化・リソース最適化」「物流施設内ハードウェア・ソフトウェアの統合管理」「物流施設内地図のデジタル化」の4分野を実現する7つのAIモジュール群で構成される。企業は同システムを導入することで、AMRなどのハードウェアと、WMS(在庫管理システム)をはじめとする様々なソフトウェアを統合的に管理できるようになる。担当者は「将来型の物流施設の場合、最適化のためには上位システムが最重要。GWESによって施設全体の状態を可視化し、全体最適の実現につなげてほしい」と話した。
 一方、タニックスは+Automationの取り扱うロボットソーター「t―Sort」を出展。自動梱包ラインのコンベヤからt―Sortが直にワークを受け取り、走行シート上を縦横無尽に走りながら自動で出荷シュートへ仕分けるという一連の流れをデモで見せた。
 同システムの特長は省スペースの自動仕分システムをスピーディに立ち上げられる点だ。15坪から導入が可能といい、レイアウトや台車の台数変更も容易。実際に展示したデモ機も、樹脂パレットを重ねた上に専用の走行シートを敷くことで約半日で立ち上げたという。「シミュレーションから導入までにかかる期間が非常に短く、今すぐ自動化したいというユーザーにも対応できる」と担当者。「近年増えている『仕分け工程を省スペースで無人化したい』というニーズに応えていきたい」と展望した。
 会場内でも目立つ大型のAGF(自動走行フォークリフト)に、アームロボットを組み合わせた展示を行ったのが中西金属工業だ。披露したのは無軌道自走パレタイジングロボットの「ROBO2Fork(ロボスクエアフォーク)」。アームロボットとAGFが一体になった構造で、画像認識で識別したワークをロボットでパレットへ積み付けつつ、自ら搬送も行える。「40キログラムまでの大型の箱を移動しながらパレタイズできる」という。発売時期は未定だが、「体積が大きい重量物を扱うメーカーに需要があるのでは」(担当者)と話していた。

2021710日号掲載)