日本物流新聞生産財と消費財の業界専門紙として半世紀を超す実績。
日本物流新聞社のWEBサイトでは、
ものづくりを支える工作機械、工具、ロボット、産業機器等の情報から、
ハウジングはじめ住まい・暮らしの様々なニュースをお届けしています。

検索

News

三井精機、本社で4年ぶり自社展

三井精機工業(株)

4年ぶりの自社展に来場者が詰めかけた。

吐出量アップの新型コンプレッサー

 三井精機工業は12425の両日、埼玉県比企郡川島町の本社工場で主にコンプレッサー新製品を紹介する「MTF2024」を開き、販売会社やユーザーら約700人が訪れた。本社工場で開催するのは4年ぶりで、目標人数を達成した。
 最も目立つ位置に並べたのはオイル式コンプレッサー「ZgaiardX」の後継機(名称は未定)だった。7.5~37kW5容量で構成し、5~7月に順次発売を予定する。37kW機の吐出空気量は毎分735立方㍍と従来機より5%アップし、同社は「5容量で吐出空気量はクラスナンバー1。インバータとベーシックタイプの計10機種で販売シェアアップを狙う」(佐賀良宏治営業本部長)と意気込む。従来オプションだった8台までの制御機能を標準にしたほか、6台まで簡易的に制御できる液晶モニターを2237kW機には標準搭載する。
0210三井精機写真2.jpg

 (写真=新型オイル式コンプレッサー)

同社は工作機械と連携しCO2削減も狙う。展示した5軸マシニングセンタ「Vertex」にZgaiardXを横づけし、細かく出力制御できることを示した。川上博之社長は「機械の需要に合わせてコンプレッサーの圧を上げ下げする。加工プログラムを先読みして行うもので、おそらく業界初」と力を込める。まだプロトタイプのオプション機能だが、今夏までの発売を目指すという。
 MTFは名古屋(21415日)、大阪(367日)でも順次開催する。

0210三井精機写真3.jpg

(写真=工作機械と連携し細かく圧力制御できることを示す川上博之社長)

2024210日号掲載)