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日本自動車工業会、マルチパスウェイで脱炭素に対応

自工会の豊田章男会長

G7を前に記者会見

 (一社)日本自動車工業会は518日、オンラインで会見を開いた。会見には豊田章男会長(トヨタ自動車)をはじめ、片山正則副会長(いすゞ自動車)、日髙祥博副会長(ヤマハ発動機)、三部敏宏副会長(本田技研工業)、内田誠副会長(日産自動車)、鈴木俊宏副会長(スズキ)、佐藤恒治副会長(トヨタ自動車)、永塚誠一副会長(日本自動車工業会)、丸本明理事(マツダ)が出席した。
 会見の冒頭で豊田会長は、「ウクライナ情勢による先行きの不透明感や核リスクへの懸念が高まる今、被爆地・広島においてG7の各国が世界の平和と持続的な発展に向け議論することは大きな意義がある」と考えを述べた。
 注目が集まるカーボンニュートラルの取り組みについては、乗用車から軽自動車、大型車、二輪車までフルラインナップし、バッテリーEVや水素、ハイブリッドなど多様な技術が日本の自動車産業の強みとし、「日本の各社が独自の強みである技術を磨き、競争力を高めていき、その技術を必要とされる地域で生かしていくこと。それが日本の自動車産業のマルチパスウェイ(全方位戦略)」と説明。G7広島サミット期間にはメディアセンター隣接の「ひろしまゲートパークプラザ」で、自動車業界の取り組みを紹介する展示を行った。

2023610日号掲載)