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ワルタージャパン、需要大きい鉄系ワーク超硬エンドミル

超硬エンドミル Supreme MD340 および MD344

加工時間短縮とコスト削減

 ワルタージャパンはこのほど、鉄系ワーク専用の超硬エンドミル「Supreme MD340」「Supreme MD344」を発売した。軽量化がトレンドであるものの現在も需要が大きい鉄系ワークの加工に対応する。
 Supreme MD340(直径2-25㍉メートルまたは1/16-3/4inch)は、鉄系ワークの荒加工やフル溝加工、ダイナミックミーリング用に開発。製品レパートリーに345枚刃を取り揃えた。
 特殊な先端刃形状をもつ4枚刃Supreme MD344(直径6㍉メートル-20㍉メートル)は、90度沈み加工やランピング加工、プランジ加工用に設計。量産加工においては、追加のドリルが不要のため工具交換回数が少なく、機械内の工具数が減ることから加工時間の短縮につながり、リコンディショニングコストが削減できる。
 どちらも同社独自のTiAINおよびZrNコーティングで多層コーティングされ、首下付き。鉄系ワークの加工において、経済性と耐久性の高さが大きな特長となる。また、調整された不等ねじれと不等ピッチが従来を上回る性能と低騒音を実現。加えて歯数に応じて調整された不等ねじれにより表面品質も大幅に改善する。

2023210日号掲載)