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自工会、豊田会長退任

新会長にいすゞ片山氏

 (一社)日本自動車工業会(自工会)は1122日、港区の自動車会館で定例会見を開催、自動車各社のトップが勢揃いするなか、2018年から6年間に渡り会長を務めた豊田章男氏(トヨタ会長)の退任と、20241月から片山正則氏(いすゞ自動車会長)が会長に就任する人事を発表した。
 自らの退任と今回の人事について豊田氏は「2024年問題をはじめ物流・商用領域が大きなテーマになっており、各社で協力すべきテーマも多い。これにしっかりと取り組むことが未来への重要な一歩になるとの認識のもと、大型車の世界で豊富な経験をもつ、いすゞの片山さんに次期会長をお願いした」と話した。
 新会長に就任する片山氏は「特にここ23年で注力する課題をまとめた結果、カーボンニュートラルだけではなく、協調すべき課題が多い商用領域が当面のペースメーカーになるべきとの結論に達した。商用車メーカーの人間が会長になること自体、自工会の変革が進んできたという証。皆様にバックアップして頂きながらしっかりと会長職を務めあげたい」と意気込みを語った。
 これまで自工会会長は、日産自動車、トヨタ自動車、本田技研工業のトップが交代で就任していた。今回の片山正則氏の会長就任は初の3社以外からの選出となる。

20231210日号掲載)