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SHODA、本社研究棟を新設

竣工したD.T.L

3年後までに「NCルータで世界一になる」(庄田社長)

 木材加工を中心に、近年はガラス、FRP、プラスチック、アルミハニカムなどの加工でも広く活用されている機械「NCルータ」の国内パイオニアで専業メーカーのSHODA(本社・静岡県浜松市)が、本社研究棟(DTL=デジタル・ツイン・ラボラトリー)を510日に竣工し、同日、竣工披露式とパーティを行った。取引先の代表者ら約120人が参加した。
 本社社屋に隣接する研究棟は、一階に主力の標準機を並べ、ショールームとして機能させる。見学に対応する一方、テストカットや試作加工を積極的に行い、VRAR、メタバースといったデジタル技術をフル活用してオンラインでも加工技術の詳細を伝えられるようにする。あわせて製品開発のための基盤機能も新たに強化した。営業本部長の森下茂生専務は「これまでは受注生産に追われるなか、なんとかやりくりして開発を進めてきた。今後はハードソフト両面で積極的に開発を進め、お客様の要望にもよりタイムリーに応えていく」(市内ホテルで開催のパーティで)としていた。

■創業100周年へ「世界一宣言」

 竣工披露式では、一時、会場にどよめきと拍手が広がった。挨拶した庄田浩士社長が「2026年までに、NCルータで世界一になる」と宣言したためだ。26年は同社創業100周年の年。海外の調査会社によると、同社は現在NCルータで世界4位と推測されるが、庄田社長はラボの誕生でトップに立つ確信を得たようだった。

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世界のトップになると庄田社長

2023525日号掲載)