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松浦機械、上位の5軸立形MC

(株)松浦機械製作所

15面・330本に絞った長時間・無人加工機

 松浦機械製作所は9月15日、福井市の本社で同日販売を始めた5軸立形マシニングセンタ「MAM7252V」(最大工作物寸法D520×H400㍉、許容質量300㌔グラム)を報道陣に披露した。自動化を重視した上位機種MAM72シリーズ(1991年発売、出荷実績1700台以上)の従来機42Vの後継機にあたり、「昨今の無人化ニーズに適し、要望の多いミドルクラス」(松浦勝俊社長)と位置づける(現行品は35V、70V、100Hを合わせた計4機種に)。
 発売した52Vは従来機に比べ取り扱えるワークの径方向を23%、質量は50%アップさせ、設置面積は5%増に抑えた。新開発の4/5軸テーブルにはダイレクトドライブモーター駆動を採用したことで同2倍となる早送り速度(4軸で毎分50回転、5軸で毎分100回転)を実現。機械前面(オイルパン端面)からパレット中心まで564㍉、主軸中心までは134㍉として接近性を改善した。
 従来機は2面パレットを標準としてオプションで24面まで用意し、工具マガジンは60本を標準としていた。だが52Vは15面・330本を標準とし、「最初から長時間・無人運転を狙った」(技術本部の松浦悠人マシニングセンタ開発部長)。ニーズの多い仕様に絞ったことで価格は税別7790万円に抑えた。多面パレットを用いずロボットを使いたい客用に1面仕様のオプションを約6500万円で用意するという。天谷浩一常務取締役によると「(同社製切削加工機に占める)2019年の5軸機の販売比は78・0%を占め、5軸機の6~7割はパレットチェンジャー付きになってきた」とし、52Vの投入でこの流れをいっそう加速させようとする。
 IoTへの対応として、機械稼働情報を工作機械向け通信プロトコルMTConnectを使って上位のシステムに出力する機能をオプションで用意。外観は従来のツートンカラーにシルバーの縦筋2本を加え、LEDバックライトで光るロゴを付けた。外観デザインの変更は20年ぶりという。52Vは102122日に開くオンライン展「マツウライノベーションフェア」にも登場する。